「更科そば」と「藪そば」
サラリーマンの昼食メニューの第一位はそば。
日本人はそば好きですが、とくに江戸っ子とそばはなじみが深いですね。
もりそばをはしに引っかけ、ほんのちょっと汁につけ、ツツーといっきにすするのが通の食べ方とか、そば屋は薄利多売なのだから早く食べて早く席を立てとか・・・
そばの食べ方には庶民の芙学がタップリこめられています。
その美学に殉じたばっかりに、死ぬ前に「一度でいいからタレにそばをドップリつけて食いたかった・・・」とつぶやくそば好きの江戸っ子が落語に登場したりします。
そば屋の看板には「更科そば」とか「藪そば」とか書いてありますが.これは店の系列で、のれん元が同じということです。
日本人がそばを食べはじめたのは奈良時代。
現在のように麺状になったのは寛永年間(1624~1644)で、江戸人に好まれ、寛文初年にはそば粉8対小麦粉ニを最適量とするニ八そばがつくられ、元禄年間にはそば屋が出現します。