市場と価格変動 3
計画を超えた工業活動は中国において最も著しく、重工業および軽工業について、計画ではそれぞれ3.9%増、4.1%増でしたが、実際にはそれぞれ12.1%、8.4%でした。
この差異は政策当局の重大な懸念材料となりました。
特に運工業の急成長は、エネルギーおよび原材料部門への需要を拡大させ、そのため他の部門からそれらの供給を移転するより他なかったのです。
しかも、このため、輸送能力は過剰な負担を強いられ、生産増加が計画レベルに合致しなかったため、大量の在庫が残りました。
更に急激な拡大は供給部門にボトル・ネックを生ぜしめ、産業内自体における不均衝を生み出しました。
またこのため、投資支出は計画を上回り、消費者物資の可能な供給では充たされない購買力の拡大につながり、また年央において、強制的な措置をとらなければならなくなったような物価の上昇圧力となりた。
1982年に記録した中央計画経済国全体の比較的良好な農業生産とは対照的に、83年の農業生産は不均斉でした。
アジアの中央計画経済国では食糧および産業作物または家畜生産は順調でしたが、多くの東欧諸国および当時のソ連では、春の洪水と雨の少ない猛暑といった悪天候が、収穫期に大きな打撃を与えました。
夏の小麦作物が悪影響を受け、粗粒作物、根菜類および飼料作物は特に損失をこうむりました。
東欧および当時のソ連は食糧自給率の上昇、特に輸入依艘の引き下げを意図していました。
農作物は家畜生産を上回るものとされていました。
輸入抑制は厳しく実施されましたが、穀物、根菜類および飼料作物の減少は全農業生産の停滞を引き起こしました。
1983年の東欧での穀物収穫は多くの国で前年比約5%減となりましたが、これは記録的な低下なのです。