つぎはぎだらけの情報システム 10
【ステージ5・・・アーキテクチュア期】
情報システムの統合が進むにつれ、新しい時代に向けて情報システムの基本的なあり方が確立します。
つまり、企業戦略を前提にしたSISのアーキテクチュア(基本的な枠組み)ができる段階です。
【ステージ6・・・分散期】
SISの枠組みが一応できると、次にパソコンやCADなど、新しい技術が基本的なアーキテクチュアの中に組み入れられ、統一されたインフラの上に乗った分散処理が確立。
ネットワーク型の情報システムへと進化します。
ノーランはさらにステージ7以降の発展段階についても研究中だと言われます。
このノーランのステージ理論を、現実に当てはめると現在はどの段階にあるのでしょうか。
アメリカでは技術的不連続性が80年ごろに発生しました。
そして現在は多くの企業が、アーキテクチュア期(ステージ5)に入り、SIS構築へと邁進しています。
それに対して日本では、技術的不連続性は通信自由化が実現した85年に本格化したと見られます。
そして、80年代後半の好景気に対応した情報化投資を盛んに行ってきたため、つぎはぎの状態に陥っているのです。
それを見直し、統合しようという動きが最も盛んです。
つまり、日本の企業はちょうど統合期(ステージ4)にあり、先進的な企業がSISを確立してステージ5に入っています。
日本の情報化レベルは、やはりアメリカに5年ほど遅れていたのです。